早いもので、あつ森スプラ窓設立から半年以上が経過した。
ありがたいことに、当時初心者だったがウデマエXに到達したメンバーも出てきて、どうすればウデマエの壁を超えられるのかというヒントを得ることができた。
たくさん動画見て勉強しているのに全然上手くならない…という人は、ぜひ見ていってほしい。
※これまで30人近くの初心者〜中級者(X未満)を見てきたX2400中衛の考察なので、トッププレイヤーの考えとは異なる可能性があります
知識だけではいつか頭打ちになる
よく言われるのは、A帯が最初の関門になるということだ。
それは間違いないのだが、エリアでA帯を突破したメンバーの大半は、S+0から1に上がる段階でA帯のとき以上に苦戦しているようなのだ。
しかし、対抗戦で個人視点を見ても、基礎的な部分で特に悪い点が見受けられないことが多かった。
過去の対抗戦で送ったアドバイスも大半は身につけており、新たに送るアドバイスが見つけられないケースが増えていた。
ここから見えるのは、明らかに悪い立ち回りを改善して基礎を身につければ、S+0まではたどり着ける可能性が高い、ということ(もちろん個人差はあるが)。
しかしS+0にたどり着いた人の大半はキープできずに即座にSに降格してしまう。
S+以上は、知識を身につけるだけでは太刀打ちできない世界なのだ。
知識はたくさんあっても同時に使えない
おそらく、ウデマエをあげたくて努力している人の大半は、トッププレイヤーの動画を見たり、記事を読んだりして知識を身につけていると思う。
それはとても大事なことだが、知識はどうしても繰り出すためにコストがかかる。
意識する…と言い換えれば分かりやすいと思うが、同時に意識できることなんて多くても片手で数えられる程度だろう。
同時にたくさんのことを覚えようとしていないだろうか?
勝つための立ち回りは武器やステージごとに違う上に、人によって向き不向きが存在する。
特にS+からは高度なプレイングが要求されるため、覚えたことを意識するためのコストは必然的に大きくなってしまう。
感覚型プレイヤーは上達が早い
冒頭で述べた、スプラ窓設立当初は初心者だったがXに到達したメンバーの話になるが、彼女はスプラが上達しやすい性格だったように思う。
受けたアドバイスはそれだけが正解というように捉えたのではなく、一つの選択肢として捉え、戦いの中でそれが適切だと思ったタイミングで使うようにしていたそうだ。
プレイ中も「すごく考えた」というわけでもなく、S+前半になって「なんとなく勝ち方が分かった」という感覚があったとのこと。
おそらくその「なんとなく勝ち方が分かった」という感覚が大事で、一度得てしまえば他のステージやルールでも応用が効く。
その感覚は、理詰めが得意な人よりも感覚寄りでプレイできる人の方が掴みやすいもので、ある意味そういう人が「ゲームセンスがある」のではないだろうか。
ゲームセンスがなくても大丈夫
では、そんなセンスねぇよ!!という場合にはどうすればいいのか。
私個人の考えだが、勝つことそのものより「その局面で何をすれば最適解かを考える」ことをオススメしたい。
受けたアドバイスや得た知識を、その時々によって取り出して活用する…といったイメージだ。
意識するのは「今何をすべきか」だけでいいので、覚えた知識が多ければ多いほど選択肢が増え、勝ちに繋げやすくなる。
失敗したら何が悪かったのか考えれば、次の選択の精度が上がっていく。
あくまでアドバイスは選択肢の一つであり、結局のところ自分自身で考えなければ、それを適切に活用することはできない。
どのみち「勝たなきゃいけない」と意識することはプレッシャーになり、判断力が鈍る可能性があるため、極力「今何をすべきか」にシフトしていく方が良いだろう。
適切な判断ができるようになれば、自ずと勝率は上がっていくだろう。
無駄に苦しまないための考え方
- S+0から1は、ほとんどの人が苦戦している
- 時間をかけずに上達が早い人はゲームセンスがありすぎるだけ
- 勝つことそのものより、その局面で何をすれば最適解かを考える
- アドバイスは正解ではなく選択肢の一つ
- センスがなくても、勝ち方が分かるという感覚はいずれ理解できる
- 覚えたことが今上手くできなくても、その知識は絶対に無駄にはならない
以上、頭の片隅に入れてもらえれば幸いだ。