2024年、波乱の幕開けとなりましたがいかがお過ごしでしょうか。
私は昨年9月辺りから計画していたITパスポートの試験が終わり、次の資格試験に向けて着々と準備を進めています。
今回は表題の通り、予備知識がほぼない状態からITパスポートを受けた備忘録となります。
なぜITパスポートを受験したのか
デザイナーなのになぜITパスポートを受験したのか。
…実は深い理由はなく、ノリです。
たまたま某通信講座の一覧を見ていたときに、この資格を知ったのですが、ぶっちゃけその通信講座受けるより自分でテキスト買った方が安いじゃーん!みたいなノリでした。
その当時はまだACA(アドビ認定アソシエイト)や色彩検定は取得しておらず、最初の資格試験としてちょうど良いかなと考えていました。
ITパスポート受験を決定、しかし…
最初に買ったテキストは高橋京介先生著のITパスポート絶対合格の教科書です。
書店で流し読みして選んだのですが、実際、他のテキストより群を抜いてわかりやすいです。
しかし、テキストを買ったものの大きな壁が立ちはだかります。
社会人になってすぐにフリーランスクリエイターになった私は、会社勤めすれば知るような知識をほぼ全くと言っていいほど知りません。
予備知識のある分野はAIがほんの少し。
苦手な世界史(中の人は暗記が大の苦手です)と同じぐらいの規模のテキストで、その全てが出題範囲になる試験です。
おまけに、私は文字の多いテキストを読むのは苦手。
発達障害特有の衝動性も相まって、案の定1冊目のテキストはしばらく放置されることになります…
2冊目のテキスト、そしてついに受験日決定
色彩検定受験を控えた10月下旬。
ITパスポートとかACAPsも受けなきゃだし次回は色彩検定2級UC級も受けるから試験料でお金がタヒ
— Kyou (@kyouxtsuki) October 30, 2023
こんなツイートをしたところITパスポート最速合格術の著者である西俊明先生からいいねをいただき、2冊目のテキストに出逢います。
「知識ゼロから24時間で合格ラインに」というキャッチコピーがぶっ刺さったため、翌日書店で購入したのを覚えています。
まずは試験日を決めた方がいいということで、年明けの1月7日に受験することを決意します。
そして1冊目は一旦本棚にしまい、色彩検定の勉強の息抜き(?)に2冊目のテキストを読み始めたのでした。
やっぱりテキストは頭に入らない
ところで、私が購入したテキスト2冊は解説の流れが異なる参考書です。
1冊目の「絶対合格の教科書」は、よくある教科書のように似た用語がまとめて解説されているタイプ。
2冊目の「最速合格術」は、ストーリー形式でその用語が具体的にどう使われるのかが見えるタイプ。
どちらが向いているかは人によって異なると思うのでぜひ書店で読んで選んでくれたらなと思うのですが、私の場合は結局「どっちを選んでもダメ」でした。
テキストの分量が多すぎて、チャプターを一つ読むだけでも疲弊…
その全てを頭に入れることなど到底できません。
そこで、いつもしているように動画を流して生活すれば頭に入るのでは?と思いつきます。
藁にもすがる思いでYouTubeで検索すると、見覚えのあるサムネイルが目に飛び込んできます。
それは、1冊目の「絶対合格の教科書」を書かれた高橋京介先生が開設したYouTubeチャンネルでした。
気が狂うほど動画を見まくる生活
正直、最初からこれにすれば良かったと思えるほど、動画での勉強は捗りました。
普段からぼーっと動画を見ていたのですが、それをITパスポートの解説動画にするだけでかなり頭に入るようになりました。
しかし、このチャンネルで取り扱っていたのはストラテジ分野とマネジメント分野の一部のみ。
Udemyにて全ての範囲の講座があると知った私は、躊躇なく講座に課金。
風邪を引いて寝込んだ時期なんかは気が狂いそうになるぐらい解説動画を見まくってました。
そして、試験2週間前にしてようやく1冊目のテキストに手を出したのです…
仕上げは過去問1000本ノック
2冊のテキストと解説動画である程度の知識を身につけたら、次はやはり過去問です。
テキストの購入特典には過去問はついていましたが、高橋京介先生監修の過去問アプリがあるということで早速インストール。
無料で過去8回分(!)の過去問が解けるすげーアプリで、有料プランにすれば正解率の統計も見られるということでこちらにもお布施。
試験3日前から前日にかけて過去問8回分、合計800問を解きました。
ぶっちゃけここが一番疲れました。1日に600問とか解くもんじゃないです。絶対もっと細切れに分けるべきだった。
ともあれ過去問1000本ノック(間違えた問題を解き直したので1000問超えました)で正答率8割弱を維持できたため、試験本番は自信を持って臨めたと思います。
結局それなりにお金は掛かった
こうして無事正答率8割弱で試験当日を終えたのですが、結局冒頭の通信講座より安く済んだのか?という話ですよね。
結論から言うと、通信講座より倍以上安くはなりました。
しかし、自分に合った勉強の仕方が分かっていなかったこともあり、使わなくていいお金を使ってしまったかなと思います。
特に暗記を要求される文字量の多い試験においては、一番向いているのは動画による学習。
その知識の補強にテキスト1冊、最後に過去問が正解でした。
おそらく大抵の人はテキスト1冊だけでもどうにかなると思うのですが、予備知識0で活字が苦手な私には相当厳しい試験になりました。
いつかITパスポートを受けたい人の参考になれば幸いです。