ビーコンの役割と強ポジ
抑え、打開で評価が変わる
ビーコンは、全体的に抑え(優勢)のときほど強力なサブウェポンだ。
しかし、敵の打開が成功してこちらの打開フェーズに持ち込まれた際、できるだけ早く復帰できれば、カウントのダメージをより少なくできる。
打開で強いビーコンはなかなか少ないが、少しでも打開時に活用できる位置のビーコンは必然的に評価が高くなる。
ビーコンの5つの評価軸
ビーコンを評価するにあたり、私は5つの評価軸があると考えている。
適正の高さによって役割が変わってくるため、その点を考えながら設置しよう。
1.索敵の有効範囲が広いか
ビーコンの特性の一つである、索敵範囲をより重視したパターン。
敵がよく通る壁の裏や二重構造の場所は、索敵範囲が広いため強力だ。
また、視認性の悪い高台なども、その付近に置くと索敵しやすいのでオススメ。
まれに自陣の高台に置いてあるが、大抵の場合、打開時に自陣の高台の下にいる敵を索敵するためである。
2.安全に復帰しやすいか
ビーコンの特性の一つである、ジャンプをより重視したパターン。
平地より少し高めの位置になることが多い。
特に長射程の強ポジに置くと、打開が捗ることだろう。
3.オブジェクトへのアクセスのしやすさ
オブジェクトにアクセスしやすいかどうかも、加点材料となる。
エリアならエリア付近、ホコやヤグラならルート付近、アサリならゴール付近になる。
裏取りしやすい位置のビーコンも悪くはないが、敵のリス地付近に置くよりもオブジェクト付近の方がワンチャンの挟み撃ちを狙える可能性が高くなる。
少なくとも、裏取り用でもないし、オブジェクトへのアクセスもしづらい位置では、ビーコンの強みを発揮できないことは容易に想像できるだろう。
4.壊されにくいか
特に復帰目的のビーコンでは壊されにくいかどうかも重要なポイントだ。
少しでも壊されにくくするなら、できるだけ2方向が壁になっている場所に設置しよう。
低地かつ1方向だけが壁になっている場所のビーコンは、復帰ではなく索敵目的で置いている可能性が高い。
5.おとり性能が高いか
ある程度壊されやすい場所でも、それを壊すために敵が身を乗り出す必要がある場所はおとり性能が高くなるため選択肢に入る。
ビーコンを曲がり角付近に置くとボムがなければ敵が身を乗り出してくれるし、登れる壁の上に置けば登ってくる敵を迎撃できる。
どちらかというと索敵用のビーコンが該当することが多く、おとりとして使うならばマップをしっかり見れることが要求される。
ルールごとのビーコンの相性
ビーコンは、ステージやルールによって使いやすさが大きく異なるサブウェポンだ。
先ほど解説した評価軸で考えて、より有効な場所が多いステージ・ルールほど使いやすいといえる。
ここでは、逆にそのような場所が少ない、ビーコンが使いづらいステージについてルールごとに考えていく。
ただし、どんなステージでも敵にビーコンがあるだけで鬱陶しく感じることはある。
個人差はあるため、ホクサイ・ヒュー使いの一個人の考えとして捉えてもらえると幸いだ。
ガチエリア
ガチエリアでは、ステージ構造が平坦で開けていて、かつ円形に近く、打開ルートの方向が多いほど相性が悪い。
該当するステージはショッツル、エンガワ、モズク、コンブなど。
ガチヤグラ
ガチヤグラでは、ヤグラ進行ルートがステージ中央に固まっているステージほど相性が悪い。
該当するステージはショッツル、エンガワ、コンブなど。
ガチホコ
ガチホコでは比較的ビーコンは使いやすいが、ホコの進行ルートの中盤以降に遮蔽物(壁)や高台が少ないステージは相性が悪い。
該当するステージはコンブ、Bバスなど。
ガチアサリ
ガチアサリのビーコンはルール上強力だが、移動距離が短めで主戦場が開けた中央広場になりやすいステージは少々不向きか。
該当するステージはコンブ、ザトウなど。